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市谷聡啓・新井剛著「カイゼン・ジャーニー たった 1 人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」を読んだ感想

Posted on:April 19, 2019 at 07:18 PM

もともとは全く予定になかったのだけど、突然 Kindle Unlimited に爆誕していたので、迷うことなく読んだ。

チーム開発って実は僕は結構疎遠なので、読んでもあんまり刺さらないかなぁと思ったけど、全くそんなことはなく、めっちゃ面白かったし、こういう仕事したいなぁと思わせてくれる本だった。

エンジニアじゃなくても、開発に関わる人にはぜひ読んでほしい本。

読んだ本

読んだ本はこちら。市谷聡啓・新井剛著「カイゼン・ジャーニー たった 1 人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」。

界隈ではめっちゃ有名な本なので、エンジニアの人はほとんど知ってる本だと思う。

僕も発刊当初から存在自体は知っていたが、冒頭でも述べた通りいわゆるチーム開発とは結構縁遠いような仕事なので、わざわざ買ってまでって気にはならなかった。

でも実際読んでみるとめちゃくちゃ面白かったし、一時期チーム開発をしていた時はまさにこの本に書かれているような仕事の進め方でやっていたので、上司はガッツリ読んでいたに違いない。

どういう本だったか

ストーリー仕立てで書かれている本だったので、非常に読みやすかった。

内容としては、チーム開発でモヤモヤしているところから、それをうまく乗り越えていくようなストーリー。僕もそうだけど、多くの現場は本書と似たような状況にある気がするので、同じように開発にモヤモヤを抱えている人は、エンジニア・非エンジニア問わず読むべき本だと思った。

一方で、ストーリー仕立てだからといって内容が薄いなんてことは全く無く、ちゃんと「アジャイル開発」についての知識を得ることが出来る本でもある。Twitter を観測していると、「なんちゃってアジャイル」で大炎上してる現場も多そうなので、そういう現場こそ、本書に書かれているようなことを実践すれば理想的な開発現場に近づくハズ。

ただ、やり方は現場ごとにカスタマイズしないといけないので、チームビルディングを通して最適化をしていかないといけないので、時間はかかると思うが。次にチーム開発をする機会があれば、ぜひ僕も実践していきたい。

個人的に心に残った部分はといえば、月並みだけど、随所に出てくる「あなたは何をしている人なんですか?」ってワードは、普通に胸に突き刺さるセリフだった。

実際、僕は今の仕事で何を求められているかよくわからないし、波風立てずに運用を回すだけで、特別何かしているわけではない(前は運用改善でツール書いたりテスト書いたりしていたが、今は完全に一段落している)。

とはいえ、何をやっていくかなんてのは自分で決めないといけないとも思うので、徐々に考えていきたい。